PUMAのDEVIATE NITRO ELITE 4はレース当日の軽さを重視したモデル、DEVIATE NITRO 4は日々のスピード練習とレースを兼ねるプレートモデルです。
選び分けるポイントは、フォームとプレートの設計、アッパーの作り、税込7,700円の価格差にあります。
どちらも日本公式オンラインで注文できるサイズがあります(2026年10月19日時点)。
Elite 4と通常4の基本仕様
| 日本向け公表仕様 | DEVIATE NITRO ELITE 4 | DEVIATE NITRO 4 |
|---|---|---|
| メーカーが主に想定する場面 | レース当日 | 日々の速度練習・テンポ走からレース |
| 税込価格・標準版 | 29,700円 | 22,000円 |
| メンズ重量・27cm | 約170g | 約250g |
| ウィメンズ重量・24cm | 約140g | 約205g |
| 厚さ・かかと/前足部 | 40/32mm | 38/30mm |
| ドロップ | 8mm | 8mm |
| ミッドソール | NITROFOAM ELITE | 二層のNITROFOAM |
| プレート | カーボンファイバー製PWRPLATE | カーボン複合素材のPWRPLATE |
| アッパー | ULTRAWEAVE | エンジニアードメッシュ |
| アウトソール | PUMAGRIP | PUMAGRIP |
数値はPUMA日本の商品情報と通常4の商品情報による公表値です。
重量は同じ基準サイズの男女別に並べていますが、片足・両足の条件は掲載文に明記されていません。


両モデルは8mmドロップで共通する一方、Elite 4の厚さはかかと・前足部とも2mm大きく、公表重量は軽くなっています。
ただし、この数字だけではクッションの柔らかさや走りやすさまでは決まりません。
次に見るべき違いは、その厚さの中に入るフォームとプレートです。
フォームとプレートは何が違う?
Elite 4はレース当日の軽量設計
PUMAの説明では、Elite 4は全長に改良型のNITROFOAM ELITEを使い、カーボンファイバー製プレートの剛性を高めています。
プレートには、足の外側から内側へ動く際の負荷を分散する狙いのリブ構造を採用しました。
軽さに加え、力を伝えるプレートの設計までレース向けに見直した点が特徴です。
前作Elite 3の足入れを基礎にしつつ、フォームとプレートを更新しているため、前作と同じ履き心地をそのまま軽くしたモデルとは限りません。
通常4は二層フォームとしなやかなプレート
通常4は、窒素を注入したNITROFOAMを二層に重ね、カーボン複合素材のPWRPLATEを組み合わせています。
PUMAがプレートの再設計で狙ったのは、柔軟性と安定性の両立です。
Elite 4がレース当日の軽さと剛性を重視するのに対し、通常4は日常の走り込みにも使う前提で快適性を組み込んでいます。
PWRPLATEという名前が共通でも、素材の表記と設計の狙いは異なります。
価格だけを見て、通常4をElite 4の廉価版と考えるより、使う頻度と練習内容で分けると違いが見えてきます。
アッパーと足入れの作り
Elite 4はULTRAWEAVEを採用
Elite 4のアッパーは、軽量な生地で通気性とフィットを両立させる狙いのULTRAWEAVEです。
日本公式ではレギュラーワイズと案内され、メンズの幅表記は2E相当です。
軽量化を重視したアッパーは、通常4のような厚みのあるタンや履き口とは構成が異なります。
レースで使う一足を選ぶ際は、重さに加えて、こうした足を包む部分の違いも関わってきます。
通常4はタンと履き口にパッドを配置
通常4はエンジニアードメッシュに、パッド入りのタンとクッション性のある履き口を組み合わせています。
日本公式の幅表記はメンズが2E相当、ウィメンズがD相当です。
PUMAは、この構成を日常のランニングで快適さを保つための設計として説明しています。
メンズはElite 4と同じ2E相当の表記でも、アッパー素材とパッドの配置が違うため、足入れが同じになるという意味ではありません。
実走レビューではどう評価されている?
Believe in the Runの1月9日付レビューで、ThomasはElite 4をUSメンズ10.5で計27マイル使用し、テンポの速いランや400m反復走で反応の良さを評価しています。
一方、同じ記事のMegは、PUMAGRIPの粘るような感触が期待ほどではなかったと述べています。
The Run Testersの通常4レビューは、Nick・Tom・Kieranの3人による評価です。
テンポ走とゆっくりしたランの両方に対応する汎用性を評価する一方、Kieranはかかとからつま先への移行にもう少し速さを求めています。
前者には27マイルの記録がありますが、後者の記事には総走行距離と公開日の表示がありません。
いずれも入手方法は本文から判明せず、同じ条件で2足を競わせた結果ではないため、優劣の順位にはできません。
そのうえで、レースでの反応を重視するElite 4と、練習の幅を持たせる通常4という選び分けを考える材料になります。
価格・国内発売と購入前の確認
日本公式の発売案内は、通常4が2026年1月23日、Elite 4が2月12日です。
標準版の税込価格は通常4が22,000円、Elite 4が29,700円で、差額は7,700円。
HYROXやSAYSKYなどの派生モデルは、ここで比較する標準版と区別してください。
日本公式オンラインでは、Elite 4のLight Lavender-Ultra Red-Inky Depthsの27cm、通常4のSunny Lime-PUMA Blackの27cmを選ぶと注文ボタンが有効でした。
カラーごとにサイズの残り方は異なるため、購入時は希望色・サイズの在庫と返品条件を公式ページで確かめてください。
試着では、Elite 4の軽いアッパーと通常4のパッドの違いに加え、予定する走り方でプレートの硬さを比べてください。
レース当日の一足を別に用意するならElite 4、テンポ走からレースまで一足を使いたいなら通常4を軸に考える、という分け方です。
通常4をレースに使えないとする区分ではありません。
RUN IDEAで、自分に合う一足を探す

RUN IDEAでは、新作情報やモデルごとの特徴を調べながら、自分に合うランニングシューズを探せます。
シューズ一覧や個別チャートでは、用途・機能・価格の目安を比較し、公式仕様や購入先へ進めます。
シューズ診断は、走る目的・距離・路面・足幅などへの回答から、現在の診断対象に含まれる候補を提案します。
日々のジョグ用とレース用を分けて探すときにも使えます。
出典・参考資料
情報確認日:2026年10月19日。
PUMAの日本向け発表、プーマ ジャパン発行のPR TIMES資料、Elite 4メンズ商品情報、Elite 4ウィメンズ商品情報、通常4メンズ商品情報、通常4ウィメンズ商品情報。
第三者の試用評価は、上記Believe in the RunとThe Run Testersの原記事を参照しています。

コメント