Hyperion MAX 4は、日本公式の仕様表ではMAX 3とフォーム・ドロップ・価格がほぼ同じです。
海外レビューが挙げる主な変更点は、アッパーの素材とつま先まわりのフィットです。
公式仕様と第三者の評価を分けて、MAX 3から選び直す価値と、レースで使う前の注意点をまとめます。
Hyperion MAX 4は樹脂プレート入りのスピード練習・レース用
Brooks日本公式は、Hyperion MAX 4の用途を「レース、トレーニング」、タイプを「SPEED」と表示しています。
ミッドソールはDNA GOLDとDNA FLASH v2の組み合わせで、プレートは樹脂製と説明されています。
カーボンプレートのレース専用モデルではなく、厚底のクッションとプレートでテンポ走やロング走のペースを上げたい人向けの位置づけです。
かかとからつま先への移行を助けるRapidRoll Rockerを採用している点も、商品ページで説明されています。

日本の価格・重量・サイズ
日本公式の商品ページに表示された仕様です。
| 項目 | 男性用(オレンジ) | 女性用(ホワイト/ブラウン) |
|---|---|---|
| 価格 | 30,800円(税込) | 30,800円(税込) |
| 重量 | 285g(27cm) | 250g(24cm) |
| ドロップ | 6mm | 6mm |
| 幅 | D(レギュラー) | B(レギュラー) |
| サイズ | 25.0〜29.0cm | 22.5〜26.0cm |
2026年10月21日時点では、両カラーとも大半のサイズが選択可能と表示されていました。
男性用オレンジの27.0cmは選択できない表示でした。
日本公式の商品ページに発売日の記載はありません。
DNA GOLDとDNA FLASH v2、樹脂プレートの構造
日本公式はミッドソール素材を「DNA GOLD/DNA FLASH v2」と表記しています。
2種類のフォームを重ね、樹脂プレートとロッカー形状を組み合わせた構成です。
スタックハイト(靴底の厚さ)の数値は日本公式に記載がありません。
Doctors of Runningの仕様欄では、かかと45mm・前足部39mmです。
RTINGSの自社計測では、かかと46.8mmでした。
計測方法が異なるため、数値は目安です。

MAX 3から変わった点・変わらない点
日本公式のMAX 3とMAX 4の商品ページを並べると、主な数値はほぼ同じです。
| 項目 | Hyperion MAX 4 | Hyperion MAX 3 |
|---|---|---|
| 公式タイプ | SPEED | Speed |
| ミッドソール | DNA GOLD/DNA FLASH v2 | DNA GOLD(DNA FLASH v2に追加と説明) |
| ドロップ | 6mm | 6mm |
| 重量(男性用27cm) | 285g | 280g |
| 通常価格 | 30,800円(税込) | 30,800円(税込) |
| 確認時の表示価格 | 30,800円 | 24,640円(セール表示) |
重量差は5gで、同じ基準サイズの公表値です。
この差だけで走りの違いは判断できません。
変わった点として海外レビューが挙げるのは、アッパーとフィットです。
Doctors of Runningは、新しいトリプルジャカードメッシュへの変更と、ずれにくくなったタンを挙げています。
一方で、つま先は細く容量が小さくなりました。
乗り味はMAX 3と近いという評価です。
なお、同媒体はMAX 3のドロップを8mm、MAX 4を6mmと記載しています。
ただし日本公式のMAX 3商品ページも6mm表示で、日本向けの仕様ではドロップは変わっていません。

履いた人の評価:クッションは高評価、安定性とつま先に注意
2つの海外レビューの評価を、入手経緯とあわせてまとめます。
| 媒体 | 入手経緯・時期 | 良い点 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| Doctors of Running | Brooks提供、2026年5月15日公開 | やや硬めで反発のある乗り味、6mmドロップで中足部着地がしやすい | つま先が細く低容量、速いペースでは重さを感じる |
| RTINGS | 自費購入、2026年7月24日公開 | 長い距離でもクッションがへたりにくい、前足部の反発 | 接地面が不安定、レース用としては重い、つま先が浅い |
Doctors of Runningのテスターは、半サイズ上げても下りでつま先の圧迫を感じたと書いています。
RTINGSは長さは標準的と評価しつつ、つま先の高さが低いと指摘しています。
足幅が広い人や、つま先にゆとりがほしい人には窮屈に感じる可能性があります。
内側の土踏まずまわりがえぐれた形状についても、両媒体が安定性への影響を指摘しています。
着地で足が内側へ倒れやすい人には向きにくいという評価です。

レースで使えるかは承認リストの確認が必要
日本公式は用途に「レース」を含めていますが、陸上競技の公認大会で使えるかは別の確認が必要です。
2026年10月21日時点のWorld Athletics承認シューズ一覧に、Hyperion MAX 4は載っていませんでした。
同じBrooksのHyperion Elite 5は掲載されています。
World Athleticsの規則では、ロードレース用シューズの靴底の厚さは40mmまでです。
海外レビューの数値は、この上限を超えています。
公認記録をねらうレースでは、Hyperion Elite系など承認リストに載るモデルが候補になります。
シューズ規定のない大会や練習で使う場合は、この点は判断材料になりません。
向いている人・向かない人と購入前のポイント
公式の用途と海外レビューの評価をもとにした向き不向きです。
向いている人・向かない人
向いている人 – カーボンプレートを避けつつ、厚底でテンポ走やロング走のペースを上げたい人 – 長い距離でもクッションがへたりにくいモデルを探している人 – つま先が細めで、足入れのフィットを優先したい人
向かない人 – 公認大会で使うレースシューズを探している人 – 着地が不安定になりやすく、安定性を重視したい人 – 足幅が広い、つま先に高さのゆとりがほしい人
MAX 3からの買い替えと購入前のポイント
MAX 3を使っていてタンのずれが気になっていた人には、アッパーの改良が買い替え理由になり得ます。
乗り味の変化を求める場合は、レビューでは大きな違いは報告されていません。
MAX 3がセール価格で残っている間は、価格差も比較材料になります。
試着では普段のサイズと半サイズ上を履き比べ、つま先の圧迫と下りでの前滑りを見ます。
在庫は変わるので、希望サイズの表示は購入時に商品ページで確かめてください。
公認大会で使う予定なら、大会の規定と承認リストもあわせて見ておくと安心です。
RUN IDEAで、自分に合う一足を探す

RUN IDEAでは、新作情報やモデルごとの特徴を読めます。
シューズ一覧や個別チャートで用途・機能・価格の目安を比べ、気になるモデルの公式仕様や購入先へ進めます。
前作のHyperion MAX 3の個別チャートも確認できます。
シューズ診断では、走る目的・距離・路面・足幅などの質問に答えると、現在の診断対象から条件に合う候補を探せます。
テンポ走用や、ロング走のペースを上げたい練習用など、使う場面ごとに候補を見たいときに利用できます。
出典
- Brooks公式オンラインショップ:Hyperion MAX 4(男性用オレンジ)(日本向け商品ページ、2026年10月21日確認)
- Brooks公式オンラインショップ:Hyperion MAX 4(女性用ホワイト/ブラウン)(日本向け商品ページ、2026年10月21日確認)
- Brooks公式オンラインショップ:Hyperion MAX 3(男性用ホワイト)(日本向け商品ページ、2026年10月21日確認)
- Doctors of Running:Brooks Hyperion Max 4 Review(米国、2026年5月15日公開、Brooks提供品)
- RTINGS:Brooks Hyperion Max 4 Review(米国、2026年7月24日公開、自費購入・計測)
- World Athletics:承認シューズ一覧(2026年10月21日確認)
- World Athletics:シューズ規則の発表(ロード用は靴底40mm以下)(2020年7月28日)

