Pro 4からの買い替えを考えている人にとって、Pro 5の大きな変更は、ENERGYRODSをENERGYRIMへ置き換え、足裏直下のフォーム量を増やす設計です。
日本向けの公表値は、片足27cmで約177g、ヒール39mm・前足部35mm、ドロップ4mmです。
国内の発売については、2026年10月19日時点でも日本公式特集が発売未定と案内しています。
Pro 4から変わったカーボン構造とヒール

写真:adidas公式プレス資料。

写真:adidas公式プレス資料。
ロッドからリムへ、足裏のフォーム配置を変更
ENERGYRIMは、従来のロッドに代わるリム形状のカーボン構造です。
アディダスは、この配置によって足裏のすぐ下にLIGHTSTRIKE PROフォームをより多く置けるようにし、剛性も調整する設計と説明しています。
Pro 5はAdios Pro Evo 3の技術を取り入れたモデルですが、Evo 3とは別製品です。
Evo 3のレース実績を、そのままPro 5の性能を示す結果とは扱えません。
LIGHTLOCK 2.0はヒール構造を刷新
アッパーはLIGHTLOCK 2.0です。
日本法人の発表では、前作のメッシュアッパーと内部のロッキングバンドを引き継ぎ、ヒール構造を刷新したと説明しています。
足を包む部分にも変更があり、カーボン構造だけの世代更新ではありません。
アウトソールはLIGHTTRAXIONとContinentalラバーの組み合わせです。
軽さを保ちながらグリップと耐久性を狙う、というのがメーカーの説明です。
約177g・39/35mm・4mmの公表仕様

写真:adidas公式プレス資料。
| 項目 | 日本向け公表値 |
|---|---|
| 重さ | 約177g(27.0cm・片足) |
| 厚さ | ヒール39mm/前足部35mm |
| ドロップ | 4mm |
| フォーム | LIGHTSTRIKE PRO |
| カーボン構造 | ENERGYRIM |
出典:日本法人発表(2026年9月22日)。
グローバル発表も39/35mm・4mmを示していますが、177gはUK 8.5のサンプル平均です。
日本と海外の重量条件を、同じ一足の実測値としてまとめない点に注意が必要です。
12%の軽量化と9%のエネルギーリターンは別の指標
グローバル発表では、Pro 4に対して約23g、率では約12%の軽量化を訴求しています。
これはメーカーが示す前作比較であり、全サイズが一律に23g軽くなるという意味ではありません。
エネルギーリターンの前作比約9%向上もメーカーの比較訴求です。
9%速く走れる、マラソンのタイムが9%短くなるという数字ではありません。
公開資料では詳細な試験条件まで示されていないため、軽量化率と合わせて個人の記録改善幅へ換算することはできません。
海外レビューが評価した点と、意見が分かれる安定性

写真:adidas公式プレス資料。
長いレースでのクッションとリズム
Doctors of RunningのDavid SalasとMatthew Kleinは、ハーフからフルマラソンのペースでリズムを保つ走りと、柔らかい足裏感を評価しています。
一方、短い距離での鋭い反応を好む人には、前作からの感触の変化が選択点になります。
同レビューはシューズの無償提供を開示しています。
DavidはUS9.5でのフィットを記し、Matthewは閾値走や長めのテンポ走など、35マイルの使用記録を掲載しています(2026年9月22日付)。
安定性と足の収まりは評価が一様ではない
RTINGSも長距離レースでのクッションと反発を評価する一方、狭いヒールと柔らかいフォームによる安定性の制約を指摘しています。
同媒体はJohn Coleら3名による2026年9月22日付レビューで、自費購入したメンズUS9を独自の試験法v0.16で評価しています。
Doctors of RunningのDavidは「不安定」というよりニュートラルな乗り味と捉えており、安定性への評価は一致していません。
足の収まりについては、同媒体がタイトな容量を、RTINGSがアーチ周りの狭さを挙げています。
メーカーの安定性訴求だけで判断せず、柔らかい足裏感とフィットの制約を合わせて比較するモデルと整理できます。
日本公式は国内発売未定を案内
日本法人は2026年9月22日にPro 5を発表し、その時点では国内発売未定、後日adiClub会員メールなどで案内すると説明しました。
2026年10月19日の日本公式特集にも、国内発売未定の表示が残っています。
海外については、グローバル発表が9月22日からの展開予定と275米ドル/275ユーロの予定価格を案内しました。
この予定日と価格は、日本の発売日・税込円価格を示すものではありません。
日本で使うレースが決まっている場合は、国内向けの発売案内が出た段階で、価格・入手時期・サイズ展開をレース日程と照らし合わせる形になります。
試着の機会には、レビューでも指摘された足の収まりやアーチ周りのきつさを見ておきたいところです。
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「普段のジョグ用」「レース用」など、次の一足を絞り込みたいときに活用できます。
出典
情報確認日:2026年10月19日。

